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水素爆発の傷あと、今も生々しく…福島第一原発

15 10月 2012 15:15 | 科学と技術

東京電力は12日、福島第一原子力発電所を報道陣に公開した。

 昨年11月の初公開以降、がれき処理、廃炉工程の進展に応じて、公開する施設、エリアを広げている。今回は汚染水からストロンチウムなど62種類 の放射性物質を除去し、環境への放出が可能な法令基準以下に下げる「多核種除去設備」(アルプス)を披露。1日500立方メートルの浄化能力を持ち、本格 試験を近く始める。東電では敷地内散水などに活用し、汚染水増加を抑制したい考えだ。

 1、2号機の原子炉建屋の山側も初めてバスで通過した。昨夏、1時間で確実に死に至る毎時10シーベルトを計測した排気筒。その排気筒から15メートルほど離れた道路の線量は、1万分の1以下の800マイクロ・シーベルトだったが、それでも背筋が寒くなった。

 4号機は今年7月に建屋上部のがれき撤去が完了し、遠目にはすっきりした印象だが、近づくと水素爆発で大破した傷あとが依然、生々しい。現在は、 来年末の使用済み燃料取り出し着手に向け、建屋カバー設置のため、足場が組み立てられていた。3号機は9月の鉄骨落下事故で、がれき撤去が中断していた。

 第一原発にいた3時間30分で、累積の被曝(ひばく)線量は56マイクロ・シーベルト。昨年3月の原発事故から1年7か月が経過しても、油断できない作業が日々続く。本当の意味での事故収束には、まだ時間はかかることを痛感した。(科学部 長谷川聖治)

ソース:  yomiuri.co.jp

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ニュースカテゴリー: 科学と技術

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